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「セクハラ問題」を遠くに感じてしまう、たぶん少数の女性であるわたしへ

#MeeToo を使った数えきれないほどの投稿で大きな話題となった、女性に対するセクハラ問題。現在、日本で大きく話題にのぼるタイミングではなくなったものの、ハッシュタグには投稿が絶えない。

2007年にタラナ・バーク(Tarana Burke)によって提案されてから、2010年代後半には世界的なムーブメントになっている。

2017年10月に女優のアリッサ・ミラノ(Alyssa Milano)が、もし性的ハラスメントや性的暴行に遭ったことがあれば#MeTooタグを付けてリプライして欲しいと発言したところ、数万単位のリプライが返ってきたという。BuzzFeedがこれを報じている。
-Weblio辞書より

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世界的にこれだけの大きなムーブメントになっていることを知っていながら、かつ被害の対象になるおそれもあるはずの女性のわたしは、セクハラの話題を遠くに感じてしまっていた。

今までこれといってセクハラ被害にあったこともない。異性との関係は全て合意の上で形成していた。不当な扱いを受けたこともない。女性として被害に遭わないことはもちろん幸運だったのだけれども、周囲のセクハラの話題にただ耳を傾けるしかできない。

どこかで「痴漢は声をあげれなさそうな人を対象にするらしい」と聞いたことがあるけれど、おそらく本当にそうなのだろう。わたしはどう考えてもそういうタイプには見えない。

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#MeeToo に関連して調べているうちに「 #HowIWillChange (私はこう変わる)」というハッシュタグのことを知った。性的被害をなくすために何ができるか。それをツイートで呼びかけ合っているという。

わたしはこのハッシュタグのことすら知らなかった。自分が被害にあわないとも言えないのに。女性たちも、少し露出が多い服を着ると「無防備だ」と言われがちだ。いつかどこかで被害に遭ってしまうことがあるかもしれない。それなのに、自分が運よく被害に遭わなかっただけで「きっと大丈夫」と変な自信を持ってしまう。

そうして、また、女性を取り巻く問題を遠く感じる。わたしも女性なのに。

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いつ危険な目に合うかわからない世界なんてやっていられないし、主張すれば「女性らしく振る舞いなさい」セクハラに合えば「女性を売っているからだ」と言われる。

女性の行き場はどこにあるんだろうか。

この一言さえ、どこか他人事で書いてしまっている自分が苦しい。


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Minako Masubuchi / Artist

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