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好きなことで勝負する怖さを知ってわたしはチョコレートを食べ続けた

チョコレート依存症だった話 を読んで、わたしも同じようにチョコレートをひたすら食べ続けたことがあったな、と思い出したので書いてみる。

わたしがチョコレートを毎日食べ続けないでいられなかったのは、美大受験前の冬めいてきた頃からだった。それも大量に。

わたしは1浪したので、それは2年続いた。今思うと、冬季うつのような症状だったのではないかと思えるけれど、当時は冬季うつのことを知らなかったので、自分でもおかしいと思いながらもチョコレートを食べることをやめられなかった。

わたしは小さい頃から絵を描くのが好きで、得意だった。学校で絵を描いていると友達が集まってきて楽しそうに話しかけてくれたり、美術ではよく「いい作品」に選ばれた。対面のコミュニケーションが苦手で、人に必要以上に合わせてしまい、本音が言えないわたしにとって、絵は逃げ場だった。さみしいときにも絵を描いているとさみしいことを忘れられた。

そんな逃げ場である絵で、試される。人に評価される。これからの自分の人生や家族の人生が決まる。そんな重圧が、受験日が近づいてくるごとにずっしりとわたしにのしかかってきた。

絵に逃げてきたように、今度わたしは絵からチョコレートに逃げた。

現役でどこにも引っかからず、1浪をさせてもらうことに決めたわたしは、春から夏の間はけろっと楽しく勉強をした。

それでも、1浪の秋ごろから、どうしてもチョコレートを食べることを繰り返していた。毎日、大量に。受験日が近づき予備校を長い間休んだこともあった。そのときも、家の布団で寝込みながら、チョコレート(や他の甘い物)を食べ続けていた。

なんでこうなってしまうんだろう。どうしたらいいんだろう。

わたしはなんでなんでと自分の中で繰り返した。両親に高いお金を払ってもらって勉強しているのに。予備校でみんな一生懸命がんばっているのに。それでもどうしても布団から抜け出せず、家族や友達はどうしていいかわからなかったようで戸惑ってわたしに接していた。


振り返って今、あのときのことは消化しきれていないけれど、チョコレートを大量に食べることはなくなった。代わりに大人になったのでお酒を楽しんだり、少しお菓子を楽しむ程度だ。あのときもっとやれていれば、という後悔は、これから元気に活動していくことで少しずつ癒していければいいなと思っている。

それでも、チョコレートが逃げ場になってくれて感謝している。秋や冬は、気温や気圧の変動が激しくて心身の調子を崩しやすいことも知れた。だから、この時期は少し注意して過ごすようにしている。


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Minako Masubuchi / Artist

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Minako Masubuchi / Artist

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