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色はどこまでも面白い

弟に頼まれていた、弟一家のイラストを仕上げた。だいぶ遅くなってしまったのだけど、本人はとても喜んでくれて、早速あちこちで使ってくれているようだ。

弟に送った後、反応が待ちきれず、Twitterにもアップした。プライベートワークなのでいいかなと思ったのだけど(通常のお客さまのお仕事はもちろん公開日などの約束を守っています)、見てくれた友人にこんなことを言われた。

「幸せなイメージってだいたいピンク系だと思うけど、青と黄色でしあわせ感が出せるんだね〜」

とっても嬉しかった。この家族のイメージは青だと思っていて、絶対にこだわりたかったからだ。結婚式のウェルカムボードを描かせてもらったときも背景を青系にしたし、アクティブな家族なのでそのイメージも出したかった。「しあわせ感」は表情から作っている雰囲気もあるのだけど、やっぱり色の力は大きい。

青の上に少し重ねているクリーム色のような黄色は、家族に降り注ぐような光のイメージで描いている。だけど、青系と黄色系の組み合わせそのものは、ほぼ反対色(補色に近い)なので、色味(彩度や明度)と分量を調節する。そうしないとぶつかってしまうからだ。そして、わざと塗りムラをつくって下の色を透かすと、色同士が一緒の空間を作りはじめる。

色の扱いについては、わたしは美術を通してしか学んでいない。空間デザインのことは全くわからないけれど、いつも人を描くとき「そこにいる感じ」を出したいと思っている。

その中でわたえしがわざとやっていることのひとつは、あえて境界をクッキリとわけないこと、適度にはみ出して塗る箇所をつくること。

服の赤をクッキリ線の通りに塗らず、むしろ背景の青と黄色が少し入り込んでいることで、人物と背景がなじんで同じ空間にいるようになる。逆に、肌の部分はあまり背景の色を混ぜていない。顔に影響して表情に目がいかないからだ。

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同じ色であっても組み合わせる色が違えば全く違うイメージになったり、見え方が変わったりする。塗り方や、面積や、様々な要因で、イメージは違って見える。

いつまでもコントロールしきれない、奥が深い「色」を、いつまでも面白がって追いかけていたい。

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Minako Masubuchi / Artist

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