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文章を書く順序から、書くことを考える

わたしは「書くことを本業にしている人」ではない。

書くことでお金をいただくこともあり、実はメディアでグルメレポも書かせてもらっている。そこだけ切り取ると「ライター」でもあるのだろうし、そう名乗らせていただくこともある。そんな感じのスタンスで書いている中、Twitterを通して「心に残る記事のつくり方」という、とみこさんの記事を読んでびっくりした。あまりに自分の書き方と違う!と思ったからだ。

後半の詳細部分は有料なので、無料部分の順序の部分を引用させてもらうと、こんな感じで書いているそうだ。

1. テーマを決める
2. 構成を決める
3. 思うままに書き上げる
4. 一番いいたい部分を決める
5. 数字の根拠をリサーチする
6. 表現をブラッシュアップする
7. タイトルを決める

とみこさんはSNSプランナー・編集者・ライターをされているので、専門性の違いもあると思う。文章のジャンルも違う。でも、書き方がものすごく違うのは「書くことの専門家かどうか」の違いだけでもない気がした。

イラストレーター・クリエイティブディレクター(に落ち着きつつある)で、書くことが好きでなんだかしょっちゅう書いているわたしの書き方を、同じようにこの場で考えてみようと思う。文章にしてみることで、自分でも気づきが得られるかもしれない。

わたしが文章を書く流れ

まずは、一番衝撃を受けた文章の流れの違いだ。わたしは、こんな風に書いている。

1. タイトルを決める
2. アイキャッチを決める
3. 流れに任せて書く
4. 表現をブラッシュアップする
5. 画面のバランスを調整する

最初にわたしがとみこさんの書く流れを見て驚くほど、ほぼ真逆だ。コラム・エッセイ調の記事を自由に書いているからという部分は大きいとは思う。

以下で、自分の勉強のためにひとつひとつ解説してみたい。

1. タイトルを決める
わたしはタイトルが決まっていないと文章が書けない。逆に決まっているとあとはほぼ「書くこと」の範囲内での作業におさまるので、そこからは早いほうだと思う。(いつもの感じのnoteに上げる記事だと、2,000字いくかいかないかくらいが多いけれど、早いときは30分くらいで書いている)

ひとつのステップとして「タイトルを決める」という言葉にしたけれど、その前には自覚していないだけでたくさんのステップがあるなあと思った。

わたしは日頃のちょっとした出来事をもとにして書くことが多い。いつもなんだかあれこれ考えごとをしているので、ほんのちょっとした出来事から「じぶん会議」が脳内で繰り広げられる。例えば、先日ファンデーションが終わってしまったのでミネラルファンデーションに変えた。この出来事自体はちょっとしたことだけど「なぜこうするのか(したのか)」を自分の脳内で自分に説明できるようにしている。自分自身にプレゼンするような感じだ。するとわたしの考えたこと・記事にしたいことの本質みたいなものが見えてくる。

その見えてきた本質を、タイトルに落とし込む。短文でまとめられないことは、自分の中で腹落ちしていないことだと思う。昔からTwitterをかなりヘビーに使っていることも関係があるのか、まず短文にまとめてそこから広がりそうか考える流れが、わたしにとってはとても書きやすい。ツイートの内容から記事を書くことも多い。短文には言いたいことがギュッとまとめられるので、書きながら方向性に悩むことはほとんどない。

2. アイキャッチを決める
ここはいつもものすごく考えるところ。このあたりがイラストレーター(元デザイナー)ならではなのかなと思う。noteの画面に先ほど決めたタイトルを入れる。でもアイキャッチなしだと全然書き出せない。タイトルとアイキャッチが揃ってはじめて安心して本文を書き出せるという感じだ。

これは上で長々と語った「タイトル」がわたしにとって記事のスタートとゴール両方の役割を持っているからだ。文章を書くときは上から下に書いていくことが多いものだけど、下に行っているようで上に向かって書いている。そのときにアイキャッチを入れておかないと、なんだかボリュームが釣り合わない。たぶん、タイトルに込めた思いを視覚化しておかないと、立ち戻る場所がないように感じるのだと思う。

わたしにとってタイトルとアイキャッチはセットで、あとから多少変更することはあっても、絶対に最初に決めないと書けない部分だ。

3. 流れに任せて書く
ここまできたら、あとはひたすら書く。ゴールはタイトルに集約されているので、ラストにタイトルの言葉をそのまま使ったり似たような言い回しで〆ることが多い。逆に言うと、意外性のある記事はあまり書けていないと思う。

書きながら構成を考えているのか、実は頭の中にしっかり構成があるのか、とみこさんのこの記事を見て考えてもみた。記事のタッチにもよるけれど、わたしはライブ型に見えてライブ型じゃないのかもしれない。書きながら構成を調整しているつもりだったけれど、頭の中の構成に従っている部分もたぶん大きい。

以前書いたこの記事はライブ型なマインドで書いた記事のような気がする。「感情に任せて勢いで書いてるのに構成も文体も崩れていなくてすごいね」と友人に言ってもらったことがある。お気に入りの記事のひとつだ。
👉「愛して欲しかった」って言ってもいいんだよ

あと、書くときは最近noteの画面でなくエディタを使うようになった。noteの画面にアイキャッチとタイトルを入れ、それを眺めながら別のエディタで書いている。他のエディタで書いてからnoteの画面に貼り付けたほうが、見た目が変わるので誤字脱字や構成がおかしいところにも気づきやすいからだ。

4. 表現をブラッシュアップする
これは書きながらだと気づかなかった細かいところを直すステップ。例えば文末が「〜だ」「〜だ」というように同じ形で続いていないかチェックして調整する。他にも一文の中で同じ単語を何回も使ってしまっていることがあるので、そのあたりを整える。(多分、今書いているこれも色々あるんだろうな…)

文単位だけでなく、文章全体で見て流れが悪いところもあったりするので、何回も読み返す。公開してから読み返して直すこともある。

5. 画面のバランスを調整する
表現のブラッシュアップと重なる部分かもしれない。わたしはこの記事のように文章内に見出しをつけることはあまりしない。ハウツー系のコラムならともかく、エッセイでこういう見出しを入れると文章の流れが悪くなってしまう感覚があって(多分見出しの付け方が上手くないのだけれど)話題が変わるときや流れを変えたいときは画像を挟むことが多い。その画像からインスピレーションを得ることもあるし、読んでくれる方も少しクッションが入って読みやすくなるといいなと思っている。

画像を挟んだ記事は例えばこれ。
👉ネガティブスタートでも花は咲く

画像もなんだか違う、文字で見せたい、と思ったときは改行をもうひとつ多めに入れる。このあたりはデザインと同じだなあと思ったりする。余白をうまく使うというより、余白が本文をつくるみたいな考え方で調整している。

まとめ

軽く書いてみよう、と思ったつもりが、思った以上のボリュームになってびっくり。それでも自分がどう書いているのかを言葉にしてみることは自分なりに学びが大きかった。だけど、まだまだ細分化できていない。たくさんのボリュームになってしまったタイトル決めのくだりも、ステップとしてまだまだ細かくできそうだ。自由に書いているからこそなんとか成り立っているのだと思うし、わたしは決まったテーマで書くことがあまり得意じゃない。

なので、今後は決まったテーマで書くということもときどき挑戦してみようと思う。デザインは文章を使って考えることがあるけれど、文章を文章で考えるのははじめての試みでおもしろかったです。職業や書く頻度問わず、様々な人の「書き方」も見てみたいな。

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Minako Masubuchi / Artist

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