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「生きづらさ」とはどういうことか

SNSの普及によって、たくさんの人の考えが簡単に見れる時代になった。その中で気になるのが、既存の社会の中にうまく適応できないと言う人たちの声だ。わたし自身も、同じように社会の中でうまく生きられないという感覚が強い。

もちろん他人の全ては伺い知れないから、例えばわたしを見てどう思うかは人それぞれかもしれない。もっと大変な人もたくさんいるだろうし、同じような状況でも感覚が違うかもしれない。

どうしてこんなに生きるのが苦しいんだろう。「生きづらい」んだろう。あれこれ考えを巡らせたので、自分の考えとして「生きづらさ」について残しておこうと思った。


まず、生きづらいわたしは、会社など特定のコミュニティに長く居続けられない。新しい環境に適応するために労力を使うのは誰しもあると思う。わたしはものすごく労力を使っているようだけど、それがほとんど無意識なのだ。

入社してから「期待してるよ」「あなたなら余裕だからもっとできるよね」と言われる。期待に応えようとまた頑張る。でも、自分の状態が全く分かっていない。多分、相手の欲しがっている自分になろうとしすぎているのだと思う。

スタートで過剰に無理をしていることに気づかず、2ヶ月〜3ヶ月くらいで無理が出てくる。遅刻や欠勤が増え、寝床から起き上がれない日も出てくる。そうして、「もうこれ以上迷惑をかけられない」と退職することになる。

自分の状態が分からない。他人の期待に応えることに集中しすぎて、自分への意識が失われている感じだ。気付いた時には、少し休むくらいでは対処できなくなっている。

そうして、失敗したという経験と、罪悪感と、自責感の傷がつく。これを繰り返してきた。同時に、たくさんの人たちを失望させてしまった。


うまくいかない経験を生かして、「次はこういう会社にしてみよう」とチャレンジを重ね、結果的に今はフリーランスに落ち着いている。フリーランスでイラスト制作をするということは夢見ていたことだったけれど、この形でしか働けないという部分も正直かなりある。

もちろん、誰しも得意不得意、特性の凸凹があるものだと思う。それがわたしはもしかしたらかなり極端なのかもしれない。自分がどんなかたちか知っていれば対策はとれるだろう。苦手なことがあれば集中的に補ったり、逆に得意なことを伸ばす方法もある。

だけど、その凸凹のかたちを知ることが、何かにぶつかってみることでしか分からない。認知のほとんどを占めている視覚がなぜか全く役に立たない。あるいは、見えたものが歪んでいることに気づけない。だから行ってみるしかない。

そして体当たりして傷を負って、心もぼろぼろになる。なんで自分はこんなに不器用なんだろうと思う。心が痛くてたまらない。

本当は、自分が「ここにいたい」と思えたたくさんの場所に、すんなりとなじんで楽しく過ごしていたかった。それがどうしてもできず場所をとても選んでしまう。


この凸凹のかたちが「個性だ」と、「開き直れ」と言われたことも度々あった。もしこれがわたしの個性なら、ずいぶんいびつなかたちをしているんだろうけど、できれば何かに役立っていると信じたい。でもできないことに焦点がいくとつらい気持ちでいっぱいになる。

いびつなわたしというボールはガクガクと左右に大きくブレながら進む。隣にはまっすぐなレールがあって、他の人たちはその上をなめらかに走り抜けているように見える。あまりに速くて遠くて、その先はわからない。

凸凹が強いと、時に人とは違うおもしろいことができるかもしれないと自分を奮い立たせながら転がり続けるけれど、本当は劣等感でいっぱいだ。

「生きづらさ」を感じさせるのは、隣に走っているレールという、他者の物差しなんだろう。自分の物差しは、一体どこにあるんだろうか。それも見えないまま、日々は続くことが、苦しくて仕方ないのだ。


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Minako Masubuchi / Artist

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Minako Masubuchi / Artist

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