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とっ散らかす、自分でまとめない

「アーティスト」を名乗っても浅いものしか作れず、自分ですぐ飽きる。

今「面白い!」って思ったものが活きるときはいつだかわからない。今はmidiキーボードがAmazonから届くのを待ちつつ、カウンセリングを終えたところ。

「思えばわたしはいつも逃げて、陰口を言ってるようなものだったんです。Aさんと話してる時にAさんとの間で違和感のあることを、Aさんに言うのではなくて別のBさんに言ったり、インターネットに何かしらの形で吐き出したり」

カウンセリングで自分が話したことを反芻しながら、お腹が空いたのでコーヒーとスコーンを頼んだ。


大切な人と向き合うということが、わたしにとってどんなに難しかったか分かってきた。自分が信じられないから、誰に頼っていいか分からない。この人だ!と思うと依存する。理解して欲しいとは強く思っていたけれど、「わからないけど受け止めるよ」と言ってくれる人も本当に少なかった。わたしの向き合い方が依存的なのなんてとっくに知っていた。

でも、そこでわたしが今までとってきた行動は「誰でもいいから誰かに愛されたい・認められたい」と場や人に合わせて振る舞うことだった。それはインターネットでも同じ。

わたしの傷を見せたら、相手の負担になってしまうから。だから自分を「まとめた」。


つい先日、本棚にあったセルフヘルプ的な本を、全て目の届くところから移動した。セルフヘルプが必要ないとは思わない。でも今のわたしが「散らかしきらない」まま、自分で「まとめて」しまってはいけない。

混乱して、迷って、苦しんで、その姿をカウンセラーさんや主治医や大切な人たちに診てもらう。医者だとか、そうでないとか、そういうのは多分関係ない。「わかるー!」と言いながら理解できないのはあなたもわたしもお互い様でしょう。


考え事をしながらスコーンを食べていたら、midiキーボードが届いたと夫から連絡があった。iPadのピアノアプリに繋いで、楽譜の読み方やピアノのタッチを思い起こそうと思う。今住んでる家は楽器がNGだけれど、これならイヤホンに繋げるから音も出ない。

小さな頃から一番たくさん触れていたピアノ。象牙の鍵盤のグランドピアノでまた弾きたいけれど、それは今後わたしがやりたいことではないかもしれない。でもあのスッと響いて深く沈む音色と、最初に鍵盤に触れる冷たさを思い出すと泣きそうになる。わたしは当時から家では電子ピアノしか弾けなかったから。

本物の楽器はすごい。弾いているうちにわたし自身が音色に吸い込まれ、鍵盤の冷たさを忘れていたことだけ覚えている。


さてどうやって散らかしていこうかなぁ、と思ったら目の前でちゃんと散らかしていた。スコーンの破片。

今は拾ってかき集めて食べなくていい。

ただこれを写真に撮ってこの文章を書いた。それだけだ。



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人生を生き直す長い旅をしています。お返しは何もできないかもしれませんが、旅のおともにいただけたらとてもありがたいです。

きっと生きて会えますように
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Minako Masubuchi / Artist

Artist, JPN / 何が出るかな何が出るかな / 生きづらさの末に精神障害診断 / 4歳くらいからピアノ10年、学生時代は体育と英語が得意、数学ダメだけど証明問題は好き https://instagram.com/minakomasubuchi_jpn
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