色彩とライフハック

「幸せの色っていえば普通はピンク系のイメージだと思うんだけど、こういう青系の色でも幸せ感って出るんだねぇ」

アイキャッチのイラストを見た友達が、感心するように言ってくれた。これは愛する弟一家を描いたものなので、尚更うれしかった。彼女はキラキラした黄色が青と合うことにも驚いていたので、わたしはちょっと工夫すればできるんだよ、と話した。ここにはちょっとした工夫がしてある。

工夫といえば、色彩とライフハックは似ていると思う。

わたしは生活を工夫する「ライフハック」が好きだ。それはわたしが精神疾患を持つところに深く理由がある。できないことがどうしても出てくる。だけど、どんな人にも「こんなことができたらいいのに」「こんな自分になれればいいのに」と思うことはあるんじゃないだろうか。自分自身を変えるのはちょっと難しいし、全てを変えることなんてできない。だけど、「できたらいいのに・なれたらいいのに」は、意外と小さなことで構成されているのではないかと思う。

色彩も同じだ。一度使った色を変えることはなかなか大変だ。(手法によっては簡単なこともあるけれど)イラストを描いている時、メインに使っている色が美しく見えないことがある。そんなときは、他の色との関係性を見直す。特に隣り合う色との関係を整えると、メインの色の見栄えがガラッと変わったりする。わたしが描いたこのアイキャッチのイラストは青系に黄色系でキラキラと光のようなものを描いているけれど、色そのものはぶつかりやすい組み合わせだ。でも黄色を淡く優しい明るさにすることで、青とぶつからずアクセントになる黄色にできたと思っている。

わたしたちはどんな色になりたいだろう?

もし自身が真っ赤な色をしているとしたら、隣り合う色にハッキリした緑を置くと、なんだかクリスマスのようになってしまう。クリスマスの時期は季節感があってとっても素敵だけど、人生は長い。自分が心地よくいられる「隣の色」「関係する色」はなんだろうか。

わたしはずっと、自分のことが嫌いだった。でも、イラストを描いていて「何色が好きですか?」と聞かれたら「全部の色が好きです」といつも答えている。本当にそう思っているのだ。どんな色でも、美しく生き生きと見える使い方や組み合わせ方があるはずだ。

昨日、こんなツイートをした。
睡眠時間の計測は心身の調子を整えるのに役立っている。毎朝少しだけヨガをすることが続くようにもなった。全て手帳(先日、記事を書いたバレットジャーナル)に記録して振り返って見る。ひとつひとつは小さく見えるかもしれない。でも、確実にわたしの色を支えてくれる「隣の色・支えてくれる色」になってくれている。わたし自身の色は変わらなくても、工夫をしていけば、調和のとれた自分になれるかもしれない。

色彩は1色だけで完結するものではない。様々な要素と関係して成り立っている。少し工夫できないか考えることによって、そのままの色で輝けることもあるんじゃないかと思う。

だから、わたしは工夫をする。

涼しくなってきた秋、何か小さなことから工夫をはじめてみませんか。

この記事はライティングを学び合う会員コミュニティ、sentenceのマガジン「gate, by sentence」に寄せた記事です。
10月のテーマは「変化」「色彩」です。

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きっと生きて会えますように
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Minako Masubuchi

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