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きみと手をつなぎたいなあ

ぼくは精神疾患って呼ばれる。けんこうに生きるためには、ぼくはとっても「めんどくさい」と言われる。

あさ起きるのもおっくうだし、からだはだるいし。

きみは、気分が上がったり下がったりすることで、ずいぶん苦労しているみたい。

長いこと、ぼくたちはいっしょだった。

ぼくがいるせいで生活もままならなかったし、仕事もほとんど続かず、きみはあきらめかけていた。

だけど、ぼくのことを勉強したり、人につたえるようになって、だんだんときみは変わった。

きみは今までやりたかったことが、どんどんできるようになっていった。ぼくもうれしかった。毎日たくさんの絵やおはなしをつくって、忙しそうにとびまわるきみ。

だけど、気づいたらきみとぼくは離れていた。きみは、ぼくをそのへんに置いておくようになった。具合が悪い日は、ぼくをうらむようになった。

ぼくは悲しかった。たしかにぼくはきみにとって邪魔かもしれない。だけど、ぼくはきみの一部なんだよ。

前みたいにきみといっしょじゃなくてもいい。きみと手をつなぎたいなあ。

ぼくの手を引いて歩くのはやっぱりめんどうくさいかもしれないけれど、きみがぼくのことを書くとき、いつもいっぱい泣くのをぼくは知ってる。

なみだを拭くハンカチを渡したいから、ぼくをそばにおいてほしいよ。

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人生を生き直す長い旅をしています。お返しは何もできないかもしれませんが、旅のおともにいただけたらとてもありがたいです。

きっと生きて会えますように
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Minako Masubuchi / Artist

Artist, JPN / Artist, JPN 視覚と音楽や文章、感覚全てを使って日本の生きづらさを突き抜けたい https://instagram.com/minakomasubuchi_jpn
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